タイトル/戦争と平和 Com-Support Official Website
創作絵本「ひさちゃんの宝物」
    更新日:10.4.11
表紙:ひさちゃんの宝物


大好きだったお母さん 空襲(くうしゅう)で一緒に逃げたお母さんは…

進めボタン

「ひさちゃんの宝物」時代背景(年表)を見る




創作絵本が生まれたきっかけ… 矢島勝昭

1945年4月13日は、深夜から翌14日未明にかけて、東京の城北地区がB29爆撃機による大空襲にみまわれ、2,459人もの死者(『警視庁史』)をだした日です。
当時山手線池袋駅東口近くにお住まいで被災された田中久子さん(現在千葉県船橋市)から、同じ空襲体験をもつ私に電話で語ってくれたお話が、あまりにも心痛む内容だったので、(私の悪い性分で)すぐさま物語にまとめお送りしました。
物語の中の雑木林は、駅の東にあった根津山と呼ばれた3万5千坪ほどの林で、猛火に追われた多くの人々が避難した場所であります。
猛火は雑木林を包囲して竜巻に変身、トラックまでも吸い上げ地上に叩きつけて荒れ狂う始末。そのトラックの下敷きになって亡くなった方が田中さんのお母さんと聞かされ大きなショックを受けたのでした。
後日頂いた詳しい手紙で、独り合点の所もありましたが、第一印象にこだわり、中田美代子氏の絵に助けられ、拙文ながら多くの人に知っていただきたく、発表することにいたしました。
当時根津山の一部だった南池袋公園では「豊島区空襲犠牲者哀悼の碑」が建てられ、毎年四月十三日には追悼会が行なわれております。(作者/2010年3月21日)


絵を描かせていただいて… 中田美代子

私は戦後の生まれで戦争体験はありません。が、毎年、終戦記念日が近づくと放送される特集番組をよく見ます。そして今、元気でおられるご高齢の方たちがあの過酷な日々をくぐり抜けてこられたことに深く頭を垂れる思いでおりました。私たち以降の世代には想像もつかない悲しみ、恐怖の思い出をお一人お一人が心に抱えておられるのだと。
矢島さんからお話をいただいたときにこれはお手伝いをさせていただきたい、ときめました。
小さな「ひさちゃん」の深い悲しみ、そして強さを私の拙い絵で伝えきれたか…こころもとない気持ちですがこのお仕事ができたことを感謝しております。


作:矢島勝昭 画:中田美代子 ★著作権は作者に帰属します。


Communication-Support,Limited Partnership. All Rights Reserved.
無断転載はご遠慮下さい。